トリマーとは
犬の手入れをする人を、日本ではトリマーと呼んでいますが、正確にはグルーマーといいます。 簡単に言ってしまうと「ペットの美容師」となります。 ペットの中でも「犬」の占める割合が非常に高いので「犬の美容師」と言っていいでしょう。 「犬の美容師」と言ってもトリマーの仕事は、「犬の頭の毛」をシャンプー・カットするだけではなく 基本的に「犬の全身」をシャンプー・カットし、耳掃除、爪切りブラッシングと言った作業をします。 (これらの作業を称して「グルーミング」と呼びますが日本では「トリミング」と呼びます) トリミング作業を通してその犬の健康状態を観察し、 病気や寄生虫などの早期発見を行う役割もあります。
第1章 ペット、動物と関わりたい(人と動物はどうふれあって来たか/ペット・ブーム(小動物飼育ブーム) ほか)/第2章 ペットと関わる資格と仕事(トリマー/ハンドラー ほか)/第3章 動物と関わる資格と仕事(獣医師/盲導犬訓練士 ほか)/第4章 まだまだあるこんな資格、こんな仕事(動物プロダクション飼育係/実験用カエル販売 ほか)/関連資料(おもな動物愛護団体/獣医学部、獣医学科、動物病院のある大学一覧)
トリマーの資格
トリマーの資格は専門学校に通うか通信講座受講があります。 専門学校は学校が求人の世話をしてくれるところもあるようです。 通信講座は、お店でバイトし技術を磨きながら、受講出来ます。 ただ勉強中ということでお給料はもらえないに等しいらしいです。 トリマーの資格にJKC公認トリマーというのがあり、 JKCは学校に通うと半分の時間で資格がとれます。 今、ペットビジネスに求められているものは、物や技術の提供というだけではない、 専門的かつトータル的なサービスです。 そのため、ペットの健康を守るための知識、動物看護・医療の最新情報を 持っていることがビジネス成功のカギと言われており、そのため専門知識のある スタッフの需要も高まっています。 ペットの健康は全てのペットビジネスに関わる問題です。 動物看護士の資格を取得すれば、動物看護、動物医療の知識を修得した証になり、 動物病院だけでなく、トリマー、トレーナー、ブリーダーなど、 あらゆるペットビジネスにおいて武器になります。
トリマーの仕事
トリマーの仕事とは別に専門的な仕事を担当する場合もありますし、 ペットショップでは仔犬の世話や商品管理・販売業務、動物病院では 受付や診察・手術の助手などです。 職場によっては「温泉浴」「アロママッサージ」「泥パック」といった エステティシャン的な作業をする傾向も増えるなど 「トリミングサービスの多様化」が進んでいます。 「トリマーは犬を相手にする仕事」という印象がありますが、 本当は飼い主さんとのコミュニケーションがとても重要な仕事です。 飼い主さんに、ワンちゃんの皮膚の状態や病気の有無などをお伝えしたり、 家庭環境のでしつけ・トレーニングと言った相談にのったりしますので、 アドバイザー的な知識やスキルも必要となってきますから、 犬の育て方やしつけはもちろん、簡単な獣医学・犬の行動学・手入れ方法・ 犬のスタンダード(犬種の理想姿)の把握・犬の栄養学・接客方法など 勉強しなければいけません。 またトリマーに必要なのは技術や知識だけではありません! 体重が40キロ〜50キロといった大型犬種を扱うときもありますし、 一日中ほとんど立ち仕事です。 また、すべての犬たちがおとなしくカットさせてくれるわけでは ありませんから、「カット中に暴れたり咬みついたりもします。 以上のことをみても「体力」「忍耐力」あるいは「集中力」 「精神力」といった非常にタフな人間性を求められる仕事であることは 間違いありません。
トリマーの専門学校
「トリマーの専門学校」とは、入学した生徒に「即戦力」として必要な 専門技術とトリミング技術を与えて社会に送り出す学校のことを指します。 学校によって色々なコース分けや学科がありトリマーという枠にはまらず ペットに関するトータル的な知識が得られるところが多いようです。 ペット業界のパイプやノウハウがあるので、将来就職活動するときや 独立する時に活用できますし、専門学校での友達・先輩・先生はとても 心強い相談者となってくれるでしょう。 ペットショップまたはペットサロンの下で「見習い」 あるいは「弟子入り」として、働きながら学ばせてもらう方法もあります。 専門学校の高い学費を払わなくてもよいし、なんと言っても実践の トリミングを学べるところが魅力です。 トリマーとしての経験がないので、教えてくれる環境を見つけるのは非常に困難です。 中には、そんな人たちのやる気をかって雇ってくれるショップもあるようですが、 現実問題としてごく限られたお店だけです。 人間の美容師も同じですが 「一人前のトリマーになるには、スクールに行くよりも時間がかかる」といわれています。 「見習い」となるとその店の指導してくれる トリマーの技量が、直接自分のトリミングスタイルに反映してくるので ショップ選びには注意が必要だと思います。 また自分自身で技術の幅を広げたり、ペットに関する知識の幅を広げようと思ったら それなりに勉強しなければなりません。
トリマーの職場と待遇
人気のこの仕事、現在ペットの環境もほとんど人間と 変らないほどの待遇になってきました。 ペット同伴の可能なカフェや、セレブなペットホテルも現れ、 より多くの人がペットと快適な時間を過ごしたいと思うように なっているのではないでしょうか。 快適なのは住環境もそうですが、 肝心のペットが清潔でなければなりません。 トリマーという職種は十分将来性のある業種に思えます。 仕事内容も動物と触れ合っているだけではありません。 見習いの間はそのほとんどを掃除や雑用にまわされるかもしれません。 大きく、毛の長い犬なら、二人がかりでトリミングすることもあります。 躾の出来ていない動物のトリミングに手を焼かれることもあるでしょう。 想像以上に体力仕事なことから、 就職後やめてしまう人も現れるかと思います。 職場は動物病院のほか、ペットショップ、ペットホテルや ペットカフェ、など。 雇用形態は正規職員、契約スタッフ、アルバイトなど。 見習い初任給で10万前後。 経験2年で15万程度。 昇給は個人の能力によるでしょう。 病院やショップによっては20万近くある場合もあります。
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