国家資格とは国が法律で定め、国や地方自治体などが
認定する資格のことをいいます。
「歯科衛生士法」に基づいて厚生労働大臣が免許を交付します
歯科衛生士の資格も永久資格です。
資格を取得するには、高校を卒業して、歯科衛生士を養成する
短大又は専門学校に2年以上学ばないと国家試験を
受験することができません。
専門養成施設とは厚生労働省または文部科学省に
指定された歯科衛生士養成施設です。
設立母体として国公立や私立の大学付属、歯科医師会、
歯科医療関係者によるものがあります。
養成施設に入学するにも高校を卒業しているか、学校教育法の規定
により高卒者と同等以上の学力が認められている必要があります。
他には海外で資格を取得した場合と海外の養成施設を卒業した場合は、
厚生労働大臣の認定を受けて受験することができます。
短大でも、専門学校でも、歯科衛生士養成機関への入学には、試験が課されます。
推薦入学などの制度もあり、書類選考だけで入学できる場合もありますが、
基本的には学科試験が必要です。
通常、入学試験は1〜2月に行われ、20〜30人の募集定員となります。
やはり国公立の付属校の難易度が高いようで、試験方法、時期、倍率などは、
各校によって大きく異なります。
志望を決めた段階で早めに資料を入手し、対策を立てましょう。
入学金などを含めた学費も、国公立と私立、短大、
専門学校によってもまったく変わってきます。
試験科目は、
解剖学及び生理学、
病理学、微生物学及び薬理学、
口腔衛生学、
衛生学、公衆衛生学(衛生行政、社会福祉を含む)、
栄養指導、
歯科臨床大要(歯科臨床概論、歯科保存学、歯科補てつ学、口腔外科学、
小児歯科学、矯正歯科学)、
歯科予防処置、
歯科診療補助、
保健指導、
と、なっています。
試験科目だけを見てみると難しそうな科目が並んでいますが、
歯科衛生士の試験の合格率は95%を超えていますので、
歯科衛生士養成校でしっかりと勉強していれば、
ほぼ間違いなく合格できる内容です。
また、国家試験の行われる試験地は、
北海道、宮城、新潟、東京、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄、
の10都道府県です。
受験料として14300円必要です。
歯科衛生士は、主として歯科医院で、
歯科医師の指示のもと診療器具や薬品の準備、
治療の補助(診療補助)をおこなうほか、
虫歯や歯周病を防ぐために歯石を除去したり(予防処置)、
正しい歯磨きの指導など(保健指導)をおこないます。
また、保健所や老人保健施設などに勤める歯科衛生士は、
歯科医院に出向けない要介護の高齢者や障害者の歯と
その周辺の健康状態をチェックし、口腔内を洗浄したり、
歯磨き・食事の指導をおこなったりします。
虫歯や歯周病にかかると食べ物を充分に噛み砕くことができなくなり、
食欲も減退するなど、身体全体の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
このため、歯科衛生士がおこなう虫歯予防・歯周病予防は、
介護予防の役割も担っており、
高齢化社会においてはますます重要度が増していくといわれています。
歯科衛生士の給料ですが、歯科衛生士の求人募集の
初任給15万〜20万円程度のところが多いようです。
国公立の病院や診療所の場合は、公務員の給与規定が適用されます。
2006年度の東京都内の国立病院の初任給は短大卒で約17万8000円です。
歯科衛生士の給料は、歯科医院の規模の大きさや雇用条件、
労働条件によって違ってきますが、
地域によって、給料に違いが表われています。
矯正歯科やホワイトニング・インプラントなどをやっている
歯科医院は一般の歯科医院より給料は高いようです。
口腔(こうくう)(口の中)だけの外科のように思われがちですが、
口腔、顎(がく)(あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる
先天性および後天性疾患を扱う科です。
この領域には歯が原因のものから、癌までさまざまな病気があります。
また交通事故やスポーツなどの外傷や顎変形症、唾液腺疾患などに加え、
口腔粘膜の疾患や神経性疾患、口臭症などの内科的疾患も含まれます。
この領域の異常は、食事をしたり、しゃべることが上手く出来ないなどの
機能障害や審美的な障害も生じます。治療により口腔・顎・顔面全体の
自然な形・機能を回復すると顔全体がいきいきとした健康的な美しさを取り戻します。
歯科衛生士は、口腔外科手術の補助・介助や患者さんが楽に治療を受けられるように
専門的な口腔衛生指導、乳児期から老年期における各期の幅広い生活背景に合わせた
ブラッシング指導、予防的処置なども行います。